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難波行秀さんのバターケース

堀さんに引き続き、難波さんのバターケースをご紹介します。

難波さんのバターケースは2種類あります。

ポンドバターの入るカルピスバターケースとハーフポンドバターケースです。


難波行秀さんのバターケース_b0245289_9155473.jpg



今までいろんなバターケースを見てきましたが、ポンドバターケースはほとんど見たことがありませんでした。

欧米ではポンドバターが一般的なのですが、日本はハーフポンドのバター(200g入り)が主流です。

でも、カルピスバターがグルメな人たちの間で人気になり、最近では大きなポンドバターを使う方もずいぶん増えてきました。

そんな方たちが、このカルピスバターケースを見て、「やったー!」と小躍りして購入なさることの多いケースです。

サイズだけでなく、ケースの作りも秀逸です。

クルミ材の箱の、四隅はお米の糊で張り合わせたという昔ながらの箱作りで作ってあります。

その四隅をブラックウォールナットの木片で止め、箱の側面は少し内側にカーブをつけてあり、持った時の手のひらへの収まりがいいように工夫されています。

箱の中にはバターナイフを内蔵できるようにナイフ収納のくぼみがつけてあり、ナイフを中に入れたままふたを閉めることができます。


難波行秀さんのバターケース_b0245289_9245716.jpg



このふたは、乾燥させながら時間をかけて合わせを調節し、パッキンのようにぱちんと閉めることができるのが特徴です。

このように密封できるので、冷蔵庫の中の匂いも移らないし、酸化して色が変わることもありません。

ケースとしての性能も優れた木箱なのです。

大きなケースにはカルピスバター(四葉バターの業務用も)を、小さな方には一般的な200gの箱入りのバターを、裸にして入れて使います。

この難波さんのケースも、堀さんのバターケースも、バターを入れて使いついでいくうちに、その油が沁みてだんだんと飴色の美しいケースに育っていきます。

そしてのちには、お子さんに、またお孫さんへと使い継いでいってもらえる一生もののバターケースです。

作家さんが心を込めて削り出した美しい木箱を、今度は購入なさった方がさらに味わいのある木箱へと育てていくのです。

どちらも、時間をかけて道具をいつくしむ楽しさが満ちているバターケースです。

ぜひ10年後、20年後の木箱の美しさを想像しながら、手に取って眺めていただきたいと思っています。


このバターケースは、そらにわのネットショップでもお買い求めいただけます。

 solaniwaネットショップ
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by mikanhouse | 2013-01-18 09:34 | ギャラリー  

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