造形画家・泊口直江さん
「鎌倉クラフトマルシェbyそらにわ」は、クラフト作品を扱うギャラリーですが、今回は画家のお友だちにも作品を出していただいています。
造形画家の泊口直江さんの絵と布、カードや封筒です。
泊口さんは画家として絵を描くだけでなく、自宅で絵画教室を開催していらっしゃいます。
その教室では、絵だけにこだわらず、草木で布を染めたり、野外で見つけたもので造形作品を作ったりと幅広い活動で子どもたちの眠っていたセンスを引き出して、いろいろと面白い作品を生み出し続けています。
で、ギャラリーに持ってきてもらった絵はというと、あんまりストレートに絵画というのではなく、皆さんの家の小さなコーナーなどにちょっとかけられるようなもの、インテリアとして楽しめる小品をいくつかお持ちいただいています。
ギャラリーがオープンした当初は、夏だったこともあり「波」を描いたもの数点だったのですが、秋になり、季節に似合うものをと、今度は夕暮れの小品と泊口さんのテーマである「クジラ」と「回廊」をモチーフにした和紙に描かれたものに入れ替えしました。
実は、この回廊のシリーズはいろんなバージョンがあって、私も大好きなモチーフのひとつです。その回廊とクジラが一緒になって、また新しい展開が感じられる1枚です。
平面の絵画ですが、回廊の描かれた空間には、なんとも不思議な広がりが感じられます。ふと、その世界の中に迷いこんでみたいような気分になるのは私だけでしょうか。
クジラといえば、2m×2mほどの大きな藍色の麻布に描かれた巨大クジラの絵も届いています。
深い藍色の中に生き生きと泳ぐクジラ。「碧(あお)のくじら」と名付けられたこの布絵は、深く大きな海の広がりとクジラの生命力あふれる作品です。
麻布なので、タペストリーとして壁に飾っても、素材の柔らかさで大きさからくる圧迫感を感じません。大きくて広い壁が空いていたら、ちょっと飾ってみたい1枚です。
ヨーロッパに住んでいた時、訪ねた家々に必ず絵が飾ってありました。絵というのはほんとうに人々の暮らしに身近な存在なんだなーと思ったことがあります。
日本の家は狭くて、絵を飾るようなスペースがないとよく言われますが、季節を感じる絵、ちょっとほっとできる絵、一目で気に入ってしまった絵などを小さなスペースに飾ってみてはいかがでしょうか。
かくいう私の自宅も、人様にお見せできるような美しさとは縁遠いのですが、それでもお気に入りの絵画数枚を棚の上に立てかけたり、壁にかけたりして飾っています。
ふとそういう絵画が目に入ると、なんだかほっと心が安らぎます。
美しいもの、気に入ったものを身近に置くというのは、心の栄養なんだなーとしみじみ感じます。
泊口さんの絵画を見て、びびっときた方は、ぜひその1枚を壁にかけてみてください。絵のある暮らしは素敵です。
また泊口さんが草木染で染めた布をポケットにしたエコバッグやコースターも、静かに秋の色に輝いています。
ギャラリー入り口近くの大皿にざざーっと乗せてあるのは、泊口さんの描いた絵の紙を切り張りして封筒にしたものや、クジラのアートカードなど。
世界に一つだけのこんな素敵な封筒に、手紙や、何か大事なものを入れて誰かにあげるというのは、想像しただけでもわくわくしてきます。
プロダクツでは決して味わえない、あたたかい美しさが魅力的な作品たちです。
こういうセンスがとてもヨーロッパ的で、おしゃれだなーと感心します。
日差しが透明感を増してきた秋の日に、ぜひぜひ絵画をモチーフにしたいろいろを、楽しんでいただきたいと思っています。
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10~18(無休)
■鎌倉クラフトマルシェbyそらにわ
鎌倉市雪ノ下1-9-27
tel:080-6583-8672
solaniwa(あ)mikan-house.com
(メールは(あ)をアットマークに変更してください)
solaniwaネットショップ
http://www.solaniwa.com/index.html
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造形画家の泊口直江さんの絵と布、カードや封筒です。
泊口さんは画家として絵を描くだけでなく、自宅で絵画教室を開催していらっしゃいます。
その教室では、絵だけにこだわらず、草木で布を染めたり、野外で見つけたもので造形作品を作ったりと幅広い活動で子どもたちの眠っていたセンスを引き出して、いろいろと面白い作品を生み出し続けています。
で、ギャラリーに持ってきてもらった絵はというと、あんまりストレートに絵画というのではなく、皆さんの家の小さなコーナーなどにちょっとかけられるようなもの、インテリアとして楽しめる小品をいくつかお持ちいただいています。
ギャラリーがオープンした当初は、夏だったこともあり「波」を描いたもの数点だったのですが、秋になり、季節に似合うものをと、今度は夕暮れの小品と泊口さんのテーマである「クジラ」と「回廊」をモチーフにした和紙に描かれたものに入れ替えしました。
実は、この回廊のシリーズはいろんなバージョンがあって、私も大好きなモチーフのひとつです。その回廊とクジラが一緒になって、また新しい展開が感じられる1枚です。
平面の絵画ですが、回廊の描かれた空間には、なんとも不思議な広がりが感じられます。ふと、その世界の中に迷いこんでみたいような気分になるのは私だけでしょうか。
クジラといえば、2m×2mほどの大きな藍色の麻布に描かれた巨大クジラの絵も届いています。
深い藍色の中に生き生きと泳ぐクジラ。「碧(あお)のくじら」と名付けられたこの布絵は、深く大きな海の広がりとクジラの生命力あふれる作品です。
麻布なので、タペストリーとして壁に飾っても、素材の柔らかさで大きさからくる圧迫感を感じません。大きくて広い壁が空いていたら、ちょっと飾ってみたい1枚です。
ヨーロッパに住んでいた時、訪ねた家々に必ず絵が飾ってありました。絵というのはほんとうに人々の暮らしに身近な存在なんだなーと思ったことがあります。
日本の家は狭くて、絵を飾るようなスペースがないとよく言われますが、季節を感じる絵、ちょっとほっとできる絵、一目で気に入ってしまった絵などを小さなスペースに飾ってみてはいかがでしょうか。
かくいう私の自宅も、人様にお見せできるような美しさとは縁遠いのですが、それでもお気に入りの絵画数枚を棚の上に立てかけたり、壁にかけたりして飾っています。
ふとそういう絵画が目に入ると、なんだかほっと心が安らぎます。
美しいもの、気に入ったものを身近に置くというのは、心の栄養なんだなーとしみじみ感じます。
泊口さんの絵画を見て、びびっときた方は、ぜひその1枚を壁にかけてみてください。絵のある暮らしは素敵です。
また泊口さんが草木染で染めた布をポケットにしたエコバッグやコースターも、静かに秋の色に輝いています。
ギャラリー入り口近くの大皿にざざーっと乗せてあるのは、泊口さんの描いた絵の紙を切り張りして封筒にしたものや、クジラのアートカードなど。
世界に一つだけのこんな素敵な封筒に、手紙や、何か大事なものを入れて誰かにあげるというのは、想像しただけでもわくわくしてきます。
プロダクツでは決して味わえない、あたたかい美しさが魅力的な作品たちです。
こういうセンスがとてもヨーロッパ的で、おしゃれだなーと感心します。
日差しが透明感を増してきた秋の日に、ぜひぜひ絵画をモチーフにしたいろいろを、楽しんでいただきたいと思っています。
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10~18(無休)
■鎌倉クラフトマルシェbyそらにわ
鎌倉市雪ノ下1-9-27
tel:080-6583-8672
solaniwa(あ)mikan-house.com
(メールは(あ)をアットマークに変更してください)
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http://www.solaniwa.com/index.html
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by mikanhouse | 2013-10-03 21:29 | ギャラリー