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難波行秀さんのバターケース

先日、熱心に並べた品物をご覧になっていた女性のお客さまが、突然「わぁー!」と声を上げられました。

何事だろうとびっくりして駆け寄ると、展示されているバターケースを指差してニコニコ顔。

「これ、カルピスバター専用のケースなんですね!」と弾んだ声。

今回の企画展に、関西の丹波に工房を構えて作品作りをなさっている難波行秀さんが、クルミのバターケースを送ってくださいました。

普通のバターの入るサイズのケースと大きなカルピスバター専用のケースの2種類です。

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このバターケースは難波さんの力作で、ふたがパチンとぴったり閉まって、片手で冷蔵庫から取り出してもふたとケース本体が外れないように調整されている、緻密な作りが自慢のケースです。

乾かしながら削って、何度も何度も微調整を繰り返して完成するという、時間も技術も注ぎ込まれた逸品。

バターを包んだ紙をはずして、バターだけケースに入れるようになっています。そのケースの上部にバターナイフが内臓されるので、バターナイフの枝だけがケースから飛び出して・・・なんていうことがありません。

難波行秀さんのバターケース_b0245289_8583358.jpg


もちろん、バターナイフは、バターにはくっつかないように削られたくぼみにきちんと収まるようになっています。なので、使い終わったら、きちんとふたを閉めて、そのまま冷蔵庫保存でOKという優れものです。

このカルピスバター、おいしいのはいいのですが、普通のものに比べると倍ぐらいの大きさがあり、ケースにしまうということが困難なバターでもあります。

そこで、先ほどのお客さまですが、カルピスバターをお使いとのこと。購入してきて、いつもナイフで半分の厚さに切り分けて、バターケースに入れて使っているということでした。

これなら、丸ごと入って、しかもバターナイフも内蔵したまま冷蔵庫にいれることができるというので、うれしい悲鳴をあげたとのことでした。

カルピスバター専用という、非常にコアな品物ですが、カルピスバターを好きな方が多いようで、このケースの前で足を止めて、ひとしきり見入るお客さまが多いのも面白いなと思います。

木箱を組むようにして丹念に作られるこのケース。ふたの滑らかなカーブ、四隅はウォールナットの小さな木片で継ぎ留めされていて、同じくセットになっているウォールナットのバターナイフとのコントラストも大変美しい一品です。

自分が使って次は子どもへ、そして孫へ。使い継がれるうちに宝箱になっていく、そんなバターケースです。

カルピスバターケースも普通のバターケースも、大切にしてくださるお客さまのもとへ、ぜひお嫁入りして欲しいなと願っています。



難波さんのバターケースは、そらにわネットショップでお取扱いしています。

 solaniwaネットショップ
        http://www.solaniwa.com/

by mikanhouse | 2011-12-20 10:00 | ギャラリー

 

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