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富山孝一さんの漆椀

富山孝一さんの作品は、なんともワイルドなパワーがにじみ出ていて、好きな人は大好きというようなものがいろいろ並んでいます。

たとえば、この漆椀。

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手に持つと、ふんわりと浮きそうなほど軽くて、まるで発泡スチロールか何かそんな軽いものを手にしたかのような感じがします。

表面には漆が塗られていますが、その漆に光が当たると銀色に輝く、微妙なグレーの色合いで、そこがとても美しいお椀です。

内側に削り後を残したシャープなフォルムのお椀と、ふっくらと滑らかなフォルムのお椀。どちらも同じ色の漆で塗られていますが、ちょっと雰囲気の違う漆椀です。

先日、ギャラリーに入るなり、「これ、これ、これすごいなー」とこの漆椀に駆け寄られた若い男性のお客さまがいらっしゃいました。

「こういうの、すごく好きなんだよなー」と、手にとってしげしげと眺めていらっしゃったのが、印象的でした。

また別の男性のお客さまは、富山さんのカトラリーの前で「これ自然のまんまの形じゃない?」なんて言いながら、クリのマドラースプーン(写真左端)を手に取り、しげしげと眺めて「これはパワーがある!」とつぶやくと、そのままレジまで持ってこられて、満足そうな顔でお持ち帰りになりました。

富山孝一さんの漆椀_b0245289_19113182.jpg


同じものがふたつとないというのは、まさしく富山さんの作品のことかもしれません。

どれもがそのときの木片の形を生かし、削りだされて、新しい命を吹き込まれたものばかりです。

ユニークなのはコーヒーメジャー。

富山孝一さんの漆椀_b0245289_19164191.jpg


あえて無塗装のウォールナットのコーヒーメジャーに、アルミの取っ手がついていて、なんだかシャビーな雰囲気の漂う一品です。

この富山ワールド。はまる人はどっぷりはまってしまうとういうのが、なんだかわかるような気がしてきます。

この独特の空気感を、ぜひギャラリーで味わっていただきたいなと思っています。

by mikanhouse | 2011-12-27 19:27 | ギャラリー

 

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