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菊池奈美さんの料理ヘラ

「食べる―木の道具たち」展に参加なさっている作家さんの中で、紅一点なのが菊池奈美さんです。

夕方暗くなってから、ひょいと入って来られた若い男性のお客さまが、しげしげと菊池さんのごんぶとしゃもじや料理ヘラを手に取って眺めていらっしゃいました。

そして、ようやくお気に入りの1本が見つかったようで、そのヘラを手に持って嬉しそうな顔で「これください!」とレジのところへ持って来られました。

この菊池さんの作品は、ぜんぶ中伊豆の間伐材から削り出して作られています。

なので、ヘラにしてもおしゃもじにしても、さまざまな樹種があるのが人気です。こと料理ヘラに関しては、右利き用と左利き用があり、なんて細やかなんだろうとびっくりさせられます。


菊池奈美さんの料理ヘラ_b0245289_23351065.jpg



若い男性のお客さまで、料理ヘラを選ばれるなんて相当お料理好きの方に違いないと思って聞いてみると、案の定ご自分で料理をするのが楽しみなのだとか。

それで、料理ヘラを持っては振ってみたりと使い勝手を試されていたんだなーと得心しました。

どんなお料理が得意なのか、ついでに聞いてみたら「あえて言うならお米、ご飯ものです」とのこと。

渋いですね~。ついつい男性だからお肉料理かなーなんて思ってしまいましたが、ご飯です。日本人の基本です。

で、実はこのお客さまは初回の「食べる―木の道具たち」展のときにも来ていただいて、やはり菊池奈美さんのごんぶとしゃもじをお買い上げいただいていたのです。

「いやー、あのおしゃもじはほんと使い勝手がいいですよ~。もういつも使っています。作家さんにもあのおしゃもじはいいとお伝えください」とお客さま。

なんて嬉しい言葉でしょう。

1年前におしゃもじを買っていただいて、大切に使ってくださっていて、その1年後にやっぱり同じ作家さんの料理ヘラを選んでいただけるなんて、作家さんも作った甲斐があると思います。

きっと、今回お買いあげいただいた料理ヘラも、あのお客さまのキッチンでしっかり使い込まれていい味を出していくに違いありません。

若いのに、きちんと道具と向き合っていてる姿がほんとうに素敵なお客さまでした。

心を込めて、丁寧に作られた木の道具たちです。

大事に丁寧に使っていただけるお客さまのもとへお嫁に行ってほしいとしみじみ思いました。

このような、大切にしたい温かな木の道具がずらりとそらにわに並んでいます。どうぞ遊びにおいでください。


菊池奈美さんの作品は、そらにわネットショップにてお取扱いしています。
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by mikanhouse | 2013-01-09 23:52 | ギャラリー

 

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