草木の色を布に映して~riritextilさんの色彩

染色作家のriritextilさんの布のいろいろは、植物の色。

庭や身近な場所にある植物で染めた布、同じように植物で染めた糸を織った布などをお送りいただいています。

クルミやザクロや、桜やビワ・・・。あの固くてごつごつした茶色の枝や木肌から、魔法のようにやさしくて暖かい色合いを引っ張り出すなんて、まるで錬金術のようです。

やわらかなリネンのストール。


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自分の首元に、いつも植物の色を身に着けているというのは、なんだかとても素敵なことに思えてきます。

そして、糸を植物で染めるというと、いつも思い出す話があります。

奈良県の当麻寺に国宝・綴織當麻曼荼羅があります。この曼荼羅を織ったと言われている藤原家の中将姫の物語を子どものころに絵本で読んだことがあります。

その中に、蓮の茎糸を集めて、庭のいろんな植物の上にふわりと掛けると、その色が糸に移り、5色の美しい糸ができたというシーンがあります。

その5色の糸を機織り機にかけて、どんどん織っていくと、そこには神々しい阿弥陀仏を中心とした浄土の景色が浮かび上がっていき、美しい曼荼羅になったというお話です。

宗教のことはよくわかりませんが、この絵本を読んで、そして美しい挿絵を眺めながら、自分の好きな花の上に糸を掛けるとその色に染まるのかしら・・・なんて子ども心にわくわくしたことを昨日のことのように覚えています。

だからriritextilさんから、糸を庭の植物で染めるという話を聞くたびに、いつも中将姫の物語が脳裏に浮かびあがってくるのです。ひょっとして、ririさんも糸を桜やビワの木、ローズマリーの茂みの上になんかにぱさっと掛けたりしてるんじゃないかしら・・・なんて。

植物の優しい色合いに染められた糸をriritextilさんが機で織って作ったランチョンマットとコースター。


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庭の植物から写し取った色合いは、なんとも柔らかい色彩で見ているだけでやさしい気持ちになってきます。


織った布の端切れからは、髪留めとブローチができています。


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どちらもまん丸で、ころんとしたかたちが人気です。

こういうものを身近に置くと、植物と仲良くなれそうな気がしてきます。

植物の隠し持っているいろいろな色彩を、ぜひ眺めにおいでください。




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by mikanhouse | 2013-10-08 23:45 | ギャラリー  

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