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萩原英二さんのカトラリーボックス

萩原英二さんの作る作品は、落ち着きと洗練の感じられる、大人な雰囲気のするものが多く見られます。

シンプルで無駄のそぎ落とされた作品の数々。

今回の企画展のお誘いをいをしたとき、カトラリーというより、箱物のほうが得意だとおっしゃっていました。

そこで、送られてきた萩原さんのカトラリーボックス。

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すっきりとしたたたずまいに、アーチを描く細い取っ手がついていて、シンプルな中にも凛とした美しさが漂っています。

こういうカトラリーボックスにお箸やスプーンを入れておくと、おしゃれだろうなーと何度も箱を覗き込んでしまいます。

こうして、私の欲しいものリストは、どんどんふくらんでいくのです。

# by mikanhouse | 2011-12-25 00:13 | ギャラリー

 

菊池奈美さんの小鳥のバターナイフ

そらにわの、窓際の棚に飾っているのが、菊池奈美さんの小鳥シリーズのカトラリーたち。

窓越しにそらにわを覗き込んだ人たちが、みなさん一様に「かわいい!」と声をあげて、それから中へ入ってこられます。

小さな木の小鳥たちは、尾っぽが長いものがバターナイフ(これは大小の2種類です)、小さな箸置き、腰の辺りに穴の開いた爪楊枝入れの3種類があります。

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どれもこれも愛らしくて、食卓のいいオブジェになりそうなのもばかりです。

特にバターナイフは、長い尻尾の部分がへらになっているのですが、その部分が持ち上がっているので、使いさしでテーブルに置いても、バターがテーブルの上にくっついたりということがなくて、それがとってもうれしいデザインになっています。

ころんと丸っこくて、滑らかな曲線に包まれたかわいい小鳥たち。

そらにわに来ていただけると、見ているだけで心がふんわりとしてくるような、そんな優しい小鳥たちが出迎えてくれます。

# by mikanhouse | 2011-12-23 21:58 | ギャラリー

 

甲斐暢夫さんの竹のサラダサーバー

今回の「たべる―木の道具たち」展に、唯一竹という素材で参加いただいているのが甲斐暢夫さん。

甲斐さんは、大分県の湯布院近くの高原に工房を構えて、地元の木と竹を使ってカトラリー作りをなさっている作家さんです。

木の道具、カトラリーというときに、やはり日本では竹という素材ははずせないだろうと思いました。これこそ日本ならではの素材といえます。

そこで、甲斐さんに、今回は竹の素材のものだけをお送りしていただくことにしたのです。

この甲斐さんの作られる竹の素材のカトラリー類は、デザイン性に優れていて、なんともモダンな雰囲気を漂わせています。

特に赤く塗装されたカトラリー類の、華やかで斬新なたたずまいに、思わず目が惹かれます。特に竹の筒の丸みをそのまま利用したような赤いサラダサーバーの存在感のあること。

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大きなセットと小さなセットの2種類がありますが、こういうサラダサーバーが、大皿に添えられて出されたりしたら、ホームパーティーや大人数で囲む食卓が数段ゴージャスに見えること間違いなしです。

クリスマス、年末年始と人の集まることの多いこの季節。真っ赤なサラダサーバーが、冬のパーティーシーンに活躍してくれそうです。

甲斐さんのデザートフォークは、赤と生地の色そのままの2色。サイズも2種類。ぱっと手を広げたようなかわいい形に思わずにっこりしてしまいます。

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これを見て、「あっ、河童の赤ちゃんの手!」と思ったのは、私だけでしょうか。

竹のスプーンも何種類も届きました。

ここにあるのは、左からコーヒースプーン、茶碗蒸しスプーンの生地の色そのままと赤、右端がアイスクリームスプーン(これは離乳食用などにもいいようです)。

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他の木材のカトラリー類とは、ちょっと風合いが違うのが竹のカトラリーの特徴です。しかもこの赤と生地そのままの色とのコントラストの美しいこと。

日本ならではの孟宗竹から作られるカトラリーのもつ独特なシャープな味わい。これを楽しむことができるのは、竹の国に生まれた私たちならではの特権でもありますね。

そらにわに来てくださった皆様には、ぜひ、竹のカトラリーの世界もじっくり堪能していただきたいと思っています。

# by mikanhouse | 2011-12-22 21:31 | ギャラリー

 

前田充さんの片口とおぼん

今回、木工作家さんのカトラリーを集めて企画展をやりたいと思ったとき、前田さんにぜひ参加して欲しいと思ったのは、ジャムスプーンを見たからでした。

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(左端はバターナイフ)

このスプーンの形と、スプーンに彫られた手削りの溝のなんとも暖かい雰囲気。

ああ、このスプーンでジャムをすくって食べてみたい。見た瞬間にそう思いました。

ところで、前田さんがお作りになっているカトラリー類はいろいろあって、何種類もの作品が送られてきましたが、その中で目を引いたのがこの片口。

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手のひらで包み込めるほどの、コロンとした大きさで、内側は滑らかに、外側には小さな削り後が、まるでうろこのようにつけられていて、なんとも味わい深い一品です。

この方口、お酒を飲むのに使うようですが、あまり日本酒をたしなまない私とすれば、箸休めのようなお料理を盛って、小鉢として使いたいと思いました。

片口に盛るだけで、お料理が数段ランクアップしたように見えるのは間違いなしです。

今回送られてきたのは、チェリーとウォールナット。テーブルの上に鎮座する小さくて美しい片口。想像するだけで食卓が引き締まって見えます。

一方、大きなものでは、丸いおぼんがあります。

今回は21cm、24cm、27cmの3種類のまんまるのおぼんが届きました。材質はクルミ、タモ、山桜です。それぞれの材質によって、木目や生地の色、質感が違って、一見同じ形でも雰囲気が違うのが面白いです。

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シンプルで昔ながらの形の丸ぼんですが、いい木で丁寧に作られたものは存在感があります。

どこの家にもあるおぼん。

この丸ぼんを見ながら、どうせ使うなら、きちんと選んだいいものを、1枚手元においておきたいなーと思ってしまいました。

# by mikanhouse | 2011-12-21 23:08 | ギャラリー

 

難波行秀さんのバターケース

先日、熱心に並べた品物をご覧になっていた女性のお客さまが、突然「わぁー!」と声を上げられました。

何事だろうとびっくりして駆け寄ると、展示されているバターケースを指差してニコニコ顔。

「これ、カルピスバター専用のケースなんですね!」と弾んだ声。

今回の企画展に、関西の丹波に工房を構えて作品作りをなさっている難波行秀さんが、クルミのバターケースを送ってくださいました。

普通のバターの入るサイズのケースと大きなカルピスバター専用のケースの2種類です。

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このバターケースは難波さんの力作で、ふたがパチンとぴったり閉まって、片手で冷蔵庫から取り出してもふたとケース本体が外れないように調整されている、緻密な作りが自慢のケースです。

乾かしながら削って、何度も何度も微調整を繰り返して完成するという、時間も技術も注ぎ込まれた逸品。

バターを包んだ紙をはずして、バターだけケースに入れるようになっています。そのケースの上部にバターナイフが内臓されるので、バターナイフの枝だけがケースから飛び出して・・・なんていうことがありません。

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もちろん、バターナイフは、バターにはくっつかないように削られたくぼみにきちんと収まるようになっています。なので、使い終わったら、きちんとふたを閉めて、そのまま冷蔵庫保存でOKという優れものです。

このカルピスバター、おいしいのはいいのですが、普通のものに比べると倍ぐらいの大きさがあり、ケースにしまうということが困難なバターでもあります。

そこで、先ほどのお客さまですが、カルピスバターをお使いとのこと。購入してきて、いつもナイフで半分の厚さに切り分けて、バターケースに入れて使っているということでした。

これなら、丸ごと入って、しかもバターナイフも内蔵したまま冷蔵庫にいれることができるというので、うれしい悲鳴をあげたとのことでした。

カルピスバター専用という、非常にコアな品物ですが、カルピスバターを好きな方が多いようで、このケースの前で足を止めて、ひとしきり見入るお客さまが多いのも面白いなと思います。

木箱を組むようにして丹念に作られるこのケース。ふたの滑らかなカーブ、四隅はウォールナットの小さな木片で継ぎ留めされていて、同じくセットになっているウォールナットのバターナイフとのコントラストも大変美しい一品です。

自分が使って次は子どもへ、そして孫へ。使い継がれるうちに宝箱になっていく、そんなバターケースです。

カルピスバターケースも普通のバターケースも、大切にしてくださるお客さまのもとへ、ぜひお嫁入りして欲しいなと願っています。



難波さんのバターケースは、そらにわネットショップでお取扱いしています。

 solaniwaネットショップ
        http://www.solaniwa.com/

# by mikanhouse | 2011-12-20 10:00 | ギャラリー